「週刊文春」編集部 2023/05/04
山口2区の地盤を父・岸信夫前防衛相から引き継いだ信千世氏。4月15日に応援に駆けつけたのは、菅義偉前首相(74)だった。その演説を聞いてみると……。
年明けに派閥批判を展開し、すわ“岸田降ろし”かと注目を集めた菅氏。側近議員らを中心に、勉強会立ち上げなどを期待する声も高まっていた。
支援者もこう語る。
「3月27日には日韓議連会長に就任しました。会長職は現職議員であることが原則。次の選挙も出馬するという意思表示です。尹錫悦(ユンソンニョル)大統領とも会談したし、5月以降の訪韓も調整中。いたって元気ですよ」
だが――。
自民党関係者が明かす。
「側近らは、菅氏の健在ぶりを殊更アピールしてい
政治部記者も続ける。
「元々弁舌は滑らかなほうではありませんが、頓に(とみに)言葉に詰まる場面が増えています。質問しても沈黙が続き、答えないと思って次の質問をすると、菅氏が答え始めて発言が被ったりする。1年ほど前に脳梗塞で倒れたとの情報が出回りましたが、言葉が出ないのは、その影響ではないかとも囁かれています。記者たちには最近『痰が絡んでいる』と釈明していますが……」
さらに、別の政治部記者からはこんな証言が。
「実は陰で、発声を巡る問題を古賀誠元幹事長に相談していたそうです」
岸 信千世(きし のぶちよ、1991年〈平成3年〉5月16日 - )は、日本の政治家。衆議院議員(1期)。
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