2024年1月26日 5時00分
京アニ事件の判決
セーラー服と水色のミニスカート、髪には黄色いリボン。アニメ「涼宮ハルヒ(すずみや ハルヒ)の憂鬱(ゆううつ)」の曲に合わせ、オーストラリアの若者たちが踊って(おどって)いた。2014年、シドニーの公園で開かれた日本祭りでの光景だ。そろった動きとコスプレに、海外でのアニメ人気を実感した▼そのころ日本では、コンビニ強盗で服役中の青年が、小説のアイデアをノートに書きためていた。テレビで見た「ハルヒ」に感銘を受けたことがきっかけだったという。作品を制作した京都アニメーションへの強い思いは、応募した小説の落選を経て逆恨みに変わっていく▼きのう、青葉真司(あおば しんじ)被告に死刑判決が下された。23回の公判では、36人もの尊い命を奪った被告の半生も語られた。貧困、虐待、不登校、不安定な雇用。この社会が抱える問題の連鎖だ。どこかで止めることはできなかったか▼公判には、被害者参加制度を利用して多くの遺族らが参加した。ハルヒ作品のキャラクターデザインを手がけた女性の夫も通い続けた。長く京アニを支え、幼い息子を残して志半ば(こころざしなかば)で逝った妻の無念を、法廷で被告に直接伝えた▼京アニは海外にも熱心なファンが多く、事件後のSNS上には世界中からの追悼や悲しみの言葉があふれた。米配給会社がネット上で再建支援の寄付を募ると、すぐに約2億5千万円が集まった▼この悲惨な事件を繰り返さないために何ができるかを考えたい。被害者のために、そして日本から遠く、楽しげに踊っていた若者たちのためにも。
京都アニメーション放火殺人事件(きょうとアニメーションほうかさつじんじけん)は、2019年(令和元年)7月18日に京都府京都市伏見区で発生した放火殺人事件。報道における略称は京アニ事件、京アニ放火など。
青葉真司,男,日本公民,1978年5月16日出生,7·18日本京都動畫縱火案犯罪嫌疑人。縱火案發前其居住在埼玉縣埼玉市見澤區一棟公寓內,有精神疾病史。青葉真司沒有在京都動畫第一工作室的工作經歷。
青葉真司在7·18日本京都動畫縱火案中全身燒傷並失去意識,一度處於病危狀態。2019年7月20日,日本警方對青葉真司發出了逮捕令,將在其嚴重燒傷痊癒後正式進行逮捕。2019年11月9日,青葉真司首度接受警方問詢,基本承認其犯罪事實。2020年5月27日,青葉真司因殺人、殺人未遂、放火等嫌疑,正式被京都署警方逮捕。