Q.病期(ステージ)について教えてください
A.すい臓がんの進行度を表す病期は、がんの大きさや広がり、リンパ節や血管、ほかの臓器への転移の有無によって0期~Ⅳ期の7段階に分類されます。 病期を知ることは治療方針を立てるために重要です。
すい臓がんの多くを占める膵管がんは上皮細胞から発生し、膵管やすい臓の外へ広がっていきます。 病期(ステージ)とは、がんの進行度を表す指標です。0期は膵管の上皮内にがんがとどまった非浸潤がんです。Ⅰ期以降は上皮より外へがんが広がった浸潤がんで、Ⅲ期はすい臓近くの主要な動脈を巻き込んでいる状態、Ⅳ期はほかの臓器に転移のある状態です。
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- 膵癌登録のデータでは膵癌全症例の生存期中央値(50%の患者が生存する割合)は10か月、切除例で12.5ヶ月、非切除例で4.3ヶ月です。5年生存率はそれぞれ11.6%、14.5%、0.3%と非常に低いことが分かります.
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- 重粒子線がん治療(じゅうりゅうしせんがんちりょう、英語: heavy particle therapy, charged particle radiotherapy, heavy ion therapy, など)とは、線量局在性の高い治療が可能という性質を持つことから、炭素イオン線でがん病巣をピンポイントで狙いうちし、がん病巣にダメージを十分与えながら、正常細胞の有害事象を最小限に抑えることが可能とされる最先端の放射線療法のうちの一つ。
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膵癌に対する重粒子線治療
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膵臓がんに対する重粒子線治療について
- 局所進行膵がんに対する重粒子線治療の成績, 治療成績は、2年局所制御率83%(2年間照射部位に再発がない割合が83%)で、2年生存率は35%でした。 45.6Gy(RBE)以上照射された高線量群42例の2年生存率、生存期間中央値はそれぞれ48%、23.9か月と良好な成績でした※2。
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膵癌登録のデータでは膵癌全症例の生存期中央値(50%の患者が生存する割合)は10か月、切除例で12.5ヶ月、非切除例で4.3ヶ月です。