§2024-08-05

最終更新: 2024.7.31 作成・文:村上雅之

初めてのしまなみ海道サイクリングの気になるアレコレはこのページを読めば解決。距離や所要時間はどんな感じ?レンタサイクルはどうやって借りればいいの?知って得するサービスとは?オススメの旅行プランは?初心者ならではの疑問に回答、計画に役立つ便利な情報やお尻が痛くなる・パンクしたらどうしようといった不安を解消する方法までサイクリングガイドであるシクロの家スタッフがご紹介しています。今、まさにしまなみ海道旅行を計画中のゲストさんに向けてサイクリング情報を発信中!

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🚲しまなみ海道をサイクリング

瀬戸内海の島々を渡りながら本州と四国を結ぶサイクリングロードとして知られる瀬戸内しまなみ海道。しまなみ海道が特別であるのは何と言っても「海の上を自転車で走れる」ということ。まるで空を飛んでいるかのような爽快感を身にまとい、島々や行き交う船を眺めながらのサイクリングは格別です。

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🌎世界から注目されるサイクリングロード

しまなみ海道のサイクリングでは愛媛県今治市と広島県尾道市を起終点に、大島(おおしま)・伯方島(はかたしま)・大三島(おおみしま)・生口島(いくちじま)・因島(いんのしま)・向島(むかいしま)といった6つの島々を6つの橋と渡船で渡っていきます。サイクリストの聖地とも呼ばれ、CNNで世界7大サイクリングルートに選ばれるなど、国内外から注目を集めているエリアです。

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  1. 来島海峡大橋(くるしまかいきょうおおはし)
  1. 伯方・大島大橋(はかたおおしまおおはし)は、

西瀬戸自動車道(しまなみ海道、国道317号バイパス)を構成する10の橋のうちの、一体構造になっている伯方橋と大島大橋の総称である。

  1. 大三島橋(おおみしまばし、「おおみしまきょう」とも)は、瀬戸内海の鼻栗瀬戸に架かるアーチ橋である。しまなみ海道(西瀬戸自動車道、国道317号バイパス)の一部を構成し、伯方島と大三島を結ぶ。

概要 1979年、本州四国連絡橋の橋の中で最初に開通した橋梁である。単径間ソリッドリブ2ヒンジアーチ橋。

全長:328m(アーチ支間 297m) 路線名:国道317号(西瀬戸自動車道) 道路構造:第1種3級 設計速度:80km/h(規制速度70km/h) 車線数:暫定2車線 通行料金 現行料金 大三島 - 伯方島 6.8km、2019年7月現在

歩行者 - 無料 自転車・原付 - 50円 軽自動車 - 360円 普通車 - 460円 中型車 - 510円 大型車 - 720円 特大車 - 1,290円 開通当時(1979年)の料金 軽自動車 - 500円 普通車 - 700円 大型車 - 1,100円 特大車 - 2,000円 6時から20時までが料金収受時間となっており、20時以降は運転者自身の手で料金箱に通行料を納入する建前となっていたが、箱の中に料金は殆ど入っていなかったという。 [1]

特記事項 歩行者、自転車、原付及び125cc以下の二輪車も通行できるように、これらが共用する自転車歩行者道が設けられている。 風速15m/sで自転車歩行者道の通行止め、及び自動車専用道路部の2輪通行止めと4輪が50km/h規制となる。 風速25m/sで自動車専用道路部が通行止めとなる。

  1. 多々羅大橋(たたらおおはし)は、広島県尾道市の生口島と愛媛県今治市の大三島を繋ぐ道路橋。瀬戸内海の島々を結ぶ西瀬戸自動車道「しまなみ海道」を構成する。1998年全建賞道路部門受賞、同年土木学会田中賞作品部門受賞[1]。

概要 吊橋の一種である斜張橋で、全長1,480 m、中央支間長890 mの「しまなみ海道」の橋梁のひとつ[2]。1999年5月供用開始[1]。総工費約1,400億円[3]。しまなみ海道にある一連の橋梁のうち本州(尾道)側から4番目にあたり、インターチェンジでいえば生口島南ICと大三島ICの間にあたる。

2014年現在、国内最長の斜張橋であり、世界では第5位[1][4]。完成年度当時は世界最大の斜張橋であり[2][5]、フランスのノルマンディー橋とは同橋梁形式であることと多々羅大橋完成時点で1位2位の関係であったこと[6]から、2橋は姉妹縁組を結んでいる。

瀬戸田PA(上下線とも)から橋まで歩いて行くことができる[注釈 1]。遠方からの見物ポイントとして、多々羅しまなみ公園・瀬戸田PA・立石展望台(大三島)・開山展望台(伯方島)から見ることができる。

通行料金

自転車料金所 本四連絡高速道路/通行料金表参照 しまなみ海道は他の本州四国連絡道路と違い「瀬戸内海横断自転車道」として自転車歩行者道が整備されておりその通行料が発生する。

サイクリングのメッカでありそのための企画も行われており、例えば2014年7月から2015年3月末まで「しまなみサイクリングフリー」として他のしまなみ海道筋の橋と同様に自転車歩行者道を無料開放している[7]。

構造 諸元 路線名:国道317号バイパス(西瀬戸自動車道)[1] 橋長 : 1480.0 m[1][6] 径間割 : 270.0 m + 890.0 m + 320.0 m[6] 幅員 : 車道14.0 m、歩道5.0 m[1] 航路限界 : 26.0 m[1][6] 上部工形式 : 3径間連続複合箱桁斜張橋[1][6] 主塔高 : 220.0 m[1] 特徴

2005年 本州四国連絡道路が計画された当初は、この海峡を吊橋で渡るものとしていた[1][6]。これは幅約900 mの多々羅海峡に橋をかける場合、その当時技術経験的な面で吊橋が優位とされていたためである[1]。ただこの地は両岸とも平野部が狭くすぐ山が迫っていた立地条件であり、吊橋をかけるとなるとケーブルを固定するアンカレイジ設置のために山側を大規模に掘削しなければならなくなるが、瀬戸内海国立公園内に位置するこの地では自然公園法により大きな景観破壊は禁止されているため、別の案が考えられるようになる[1][6]。そこで斜張橋案が出てきて、比較検討した結果アンカレイジが不要で工費の面でも優位となった斜張橋とすることになった[1][6]。

これら計画段階での諸問題は、先に完成した生口橋とほぼ同じであった。多々羅大橋を斜張橋として計画した場合も生口と同様に、主径間(2つの主塔の間)に比べ側径間(主塔から陸地側)が短いアンバランスな橋となり、更に立地条件から多々羅の側径間は生口島270 m・大三島320 mと非対称な橋となった[6]。そこで発生する力学的な問題を解決するため生口と同様に、主径間を軽い鋼製の桁(鋼箱桁)、側径間を重いコンクリート製の桁(PC箱桁)とすることによりバランスを保つ「複合斜張橋」が採用されることになった[1][6](生口橋#特徴と合わせて参照)。

主塔が200 mを超えたため耐風安定性を考慮した結果、逆Y型下絞り基部拡張形式となった[1][5]。これが鳴き龍現象が発生する要因となった(下記参照)。

多々羅鳴き龍 映像外部リンク 多々羅 鳴き龍(多々羅大橋) Tatara Bridge - 広島ニュース 食べタインジャー

説明看板とバチ

渡船(とせん)